楽園喪失

脳と直結(徒歩1分)

6章の感想

※メギド6章2節のネタバレがあります
主に6章の感想
始めて二か月のペーペーの個人的な感想です
変なこと言ってるところがあるかもしれません

 

10月にメギド72を始めて、トロトロやってたのでまだ4章の半ばだったのですが、6章2節がヤバイちゃびはカーニバルと教えてもらいダッシュして3日で6章2節まで進んだので個人的には快挙です
4章5章もたくさん思ったことがあって、キャラだと特にモラクスが大分アアーッとなったんですがそれはまた後日他のキャラストもあけてからにします

リセマラ自由というのでwikiで全部の星6の顔とセリフみて主に顔でウァプラを選んだわけなんだけども、選んでなくともここに落ちただろうなみたいな今回そういうストーリーでビックリしました
ここ1年別ジャンルで人工知能と自然生物の命と自我と幸福についてずっと考えていたので…(?)


まださっき開けたばっかりなのでとりあえずは好きなキャラの話でウァプラなんですけど、
彼、アジトセリフが種としてのヴィータにめちゃくちゃ厳しくて、どれくらいヴィータのこと嫌いなんだろうかと思っていたんですが、戦闘ボイスが「人慣れしてる人」の声かけって感じがするし、もしちゃんと領民や臣下が現在進行形で存在している貴族の当主を地続きで担えているのなら、自然を壊す側面をもつ種としてのヴィータは嫌いでも個々のヴィータにはまた別の感情なのでは…と思ってたら1周年イベントが来て、彼がかなりヴィータとしてもしっかり生きているんだなということが察せる喋りをしていたので絵を描いたりしたのだった


で、6章2節なんですけど、こんなによき解釈でキャラのことを公式がはいどうぞ!て出してくることがありますか?(ありました)

ウァプラだけでなく、話自体が命とか生きるとか、そういうことに対してすごく真面目でとても良かった
ただそうできるからする、生きるということ自体に意味は無い(生きるために生きる)っていうのは創作でも二次でもでも描いたり考えたりする時にずっと思っていることなので、公式と人生の解釈合いすぎてLOVEが高まりましたね…love…
メギド、キャラの比較要素なども沢山散りばめられているし、多様性のぶん誰かの幸福が誰かの不幸に、誰かの善意が誰かの不幸になりうることがたくさんあるけど、でもそれでも生きるしか生きられないし、生きるために生きるわけじゃないですか、少なくとも現時点でヴァイガルドについた側は…
中島みゆきの曲の概念にも似ているところがあり人生賛歌って感じでラブです
人生……


で、6章2節なんですけど、
コメントリレーとか6章冒頭のバルバトスにもありましたけど、敵側の当事者が出されてなかった3章まではこちらも確かにな~んとなくメギドラルって言っても幻獣とか、そういうひとくくりに例えば「魔物!」みたいな、現象に近い感覚だったんですが、5章の黒い犬くらいからメギドラルの個に触れて、敵意とかの以前に、当然だけど意志を直に感じてああこれはただではいかない戦争なんだなっていうのを徐々に出していくのめちゃくちゃお上手だなと思いました、スゲ~~
そこでとどまらず純正メギドの侵略でさらに個が来て、その上絶対に「倒す」ではなく「殺す」て言うじゃないですか、これはわざとそういう表現じゃないですか、
個をジワジワ出してきて完全に我々がメギドラルの個に触れたところで、こちら側が勝利BGMと共に敵に「殺す!」て言うような展開を出すじゃないですか(フォカロル達のところ)、凄く良かったです
メギド的な意味ではなく、悪を倒すという意味の正義の部分のBGMと展開、「倒す」と言うと勧善懲悪なんだけど「殺す」と言うのでこれは都合の良い滅ぼして当然の撃退ではなく、利害関係(生死を含む)のすえの結果なんだな…と思って生活を感じます

この部分、後半のウァプラの「道理とか正義とかをふりかざしてなにかを滅ぼして当然だなんて」のところとなんとなく通ずる部分があって良かったです
(ボイスで結構倒すって言うけどこういうなんでもないとこで言うのはまあ口から出る癖もあるしボイスだとあんまりそういう言葉使えないのかなとも思ったりして…)

 

で、6章2節なんですけど、
休憩中に最後に見たセリフが「ならなんでガキを守った」の部分で心がしっちゃかめっちゃかになってしまってその後の仕事が大変でした、クリスマス・イヴに…
転生メギド・長命追放メギドとして現在を生きるウァプラが命・生命というものをどのように見ているのか?というのが今回調理済みで出てきて最高でした…

「ヴァイガルドを循環させるもの」としての俯瞰で見ての命の概念も当然持ってるとは思うんですが、それだけじゃないんだ…へえ…
ヴァイガルドっていう大きな主語を使ってこれまた大きな自然という主語を生かすために色々やってる人が、(ただ、そうできるから、する)を反芻し「生きること自体に意味は無い」という答えを持っているのは、やっぱり個々としての、「生きる」ということに命を見出す価値観も持っているんだなと思うと、ヴィータへの感情も同じようにまたあるんだろうなと思って、キャラストで密猟者を見逃すのもなんかなるほどって感じ(もともと納得していなくは無かったけど)
なんだかんだでテリトリー内の生物なんだなっていうか…


で、6章2節なんですけど、
アンチャ~~~~~~タ~~~~~~~~~
メギドラルの個々とその撃退に触れ始めた章の最後の着地点がここなの、本当……
生きるとは真逆の答えの、用途という1点において「存在する意味がある」道具がこういう形で偶然にも漠然とした「生きる喜び」を持ってしまったのは本当に理不尽~
「私にとっての最大利益でのみ行動する」、これ人生じゃないですか!?
正解が無いんだよね、
正解もこのままでの明確な救いも無い分、合っていようがいまいがただ生きることを続けるために逃げるっていうのが現状の最適解なわけで…
しかも生命ができてしまったことはメギドラルの意志ではなく本当に偶然の産物だから、ここについてはマジで誰にも悪意がないところが人生

でもこの彼、やっぱりウソがつけないくらいに道具だから、(道具と生命の違いは?という問いに対して「ウソがつけない」という概念があるんですが前提)純だよね…そりゃヴィータはやめとけ言うわよウァプラは…

ここで馬を出してくるの、馬は人間の友とも言いますがカーーッ
教えて頂いたんですが、エウクス、馬の学名なんですってね
ここの戦闘がアンチャーターじゃなくてエウクスなの、ハァ…………(クソデカ溜息)
本編セリフで出さないで個体名とするの、ここで道具から個に…ウッッッッ(クソデカえづき)
ウァプラのエウクスへの認識がここでもう命無き道具ではなく個だったんだな…
冒頭の時点で「「命」がない存在だと…?」が言えるのが本当に生命と向き合ってる人なんだなあと思いました…

教えて頂き大感謝……
あと、まだウァプラが馬車や乗馬についてどう思っていそうかの答えが出ていないのであんまり突っ込めないのですが、馬を気高く美しいと思っているの、自然愛キャラとして100点満点じゃないですか…ハア……

以上こんなところで…
あと6章1節、ブネが泣いたウェパルを放っておけとしたことでその後召喚に応じられなかった時に、じゃあ別の誰かを呼べ!とあっさり切り替えた部分、状況としては正しいしその通りだし仕様がないんだけど、ブネ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!となってしまった、んだけど、これはブネじゃない誰かなら違うことを言うんだろうと思うとあえてこう言わせてるんだろうなと思いカア~~~とおもいますね…

あとバルバトスが長命って分かるの、我々はキャラストで知ってるけど皆には言ってなかったんだなっていうのが凄く良かった、
バルバトスは軟派者~~~みたいなそういう優男として認識されている一行の中でも、ブネに「そんな気はしてた」と若干察せられるくらいの、外見と中身の、あるいはまとう雰囲気の違和感があるんだ…と思うと興奮しました


とりあえず今日は終わり
ありがとう…ありがとう…