楽園喪失

脳と直結(徒歩1分)

蒼天後編~紅蓮の思い出

タイトル通り、紅蓮までのネタバレがあります。

今、漆黒のLv77クエまで来ているので、その辺の情報を知っている故の冷静さなどがあるかもしれない…。

あとリアルタイムでメモしてたふせったーから持って来てもいるので、同じ内容じゃんという感じかもしれないです。

 

 

■蒼天の竜詩戦争以降

・闇の戦士とミンフィリアについて

闇の戦士編、もっと引っ張るのかと思って、どう見てもウリエンジェの謎の人物とアリゼーにもハラハラしていたけど、意外とすぐに解決して一安心した。

 

闇の戦士のアルバート、「最初はただ、旅の中で出会った奴に、手を貸しただけだったんだ……。」「なあ、お前ならわかるだろ…わかれよッ!~俺たちだけは、何があっても諦めちゃならないんだ…!」のセリフがヒカセンとも重なって、この人達が光の戦士だっていう事が凄く分かって、切ないと思った。

悲願のためとはいえ、蛮族を唆して蛮神倒してまわるという事が、下々の蛮族や人にとってどういうものかこの人達なら分かってた筈だし、滅ぼすのは違う世界だからと割り切れるような人達ではないだろうし、辛かっただろうな…になった。
肩の荷おろして幸せになって欲しい…。

 

また、ミンフィリアからミンフィリアとして決意やお別れの言葉聞けたのが凄く嬉しくて大泣きしてしまった。

星の代弁者の時も悲しくてティアドロップしたけど、こういう決意の別れがなんでか分からないけど一番泣ける。

悲しいけど、ミンフィリア自身がやりたい事を成し遂げられるのが一番嬉しいよ、使命に生きるなと言ってごめんよ、これがミンフィリアの人生なんだから…。

 

私ヒカセンの気持ちを英雄にしたのは、新生の祝賀会後にミンフィリアがヒカセンに言った「あなたは希望の灯火なの」というくだりなので、ミンフィリアが使命に生きるならヒカセンも使命に生きるのを頑張るよと思った。

 

あとムーンブリダさんが亡くなった直後のミンフィリアの「犠牲に対して悲しいという気持ちは皆には見せられないけど、この気持ちだけは忘れちゃいけないと思うのよ、そうでしょ」という旨のセリフも悲しい事あるたびに思い出すよ。
思い出しすぎて一人でそうでしょHomilaux(自機の名前)大喜利してる時あるよ、しょうもないからどこにも言ってないけども…。


終わった後のアルフィノの「遠くで頑張ってくれているミンフィリア」というセリフも嬉しかった。
どこかでミンフィリアも頑張ってるんだ、見てくれてるかもしれないんだ、という事が、星の代弁者としての彼女と会って絶望した時と全然違う、FF14さん、ありがとう…。

ラミンに声かけたミンフィリアの「大好きよ!」てボイスもめちゃくちゃ良くて声優ってスゲーよ!って思った。
私はずっとミンフィリアに歳相応の女の子としても人生を楽しむ時があって欲しいと思っていたので、ここが少女アシリアだ…になった。

 

あとはサブクエの追憶行でアリアヌが祝賀会の時の待ち合わせ時の事を教えてくれたのが凄く嬉しかった。
あの時、誰がどこまで裏切っていたのか、アリアヌは…という気持ちがあったので。


・アラミゴ奪還に向けて

オメガのところで「本当に良いのかな」と言うイダに「イダならどうする?」と聞いた選択肢、蒼天を通してどんどん自我が出て来て、友の死や仲間との別れを経て、なお前に進んだヒカセンが次は仲間に選択を問うの、蒼天の話があったからこそ選べる選択肢だ…と思い、集大成という感じで大変良かった。

 

イルベルドのくだりもまた蒼天の地続きにあって良かった。ニーズヘッグや新生のヴィダルゲルトの事を思い出して、エスティニアンがアイメリクと出会ったように、ヴィダルゲルトにも博士やヒカセンがいたから考えを変える事が出来たし、ゼンツァとチャクハも救えたんだな…と思った。

イルベルドとってそれがラウバーンだったけど、ラウバーンがナナモ様と出会った事で運命が変わっていったのかもと思うと悲しい。


■クエスト名「紅蓮のリベレーター」まで

蒼天、紅蓮、現在漆黒と進んで、FF14自体どっちかというとそういう方向性だと思うんだけど、紅蓮は特に、ファンタジーを楽しむというより、私達にとってファンタジーであり架空の世界に住む人々の物語という側面が強いと感じて面白かった。

起きている事が現実というか、そうなるよな…という事が非常に多く、辛いことがいっぱいあって、特に序盤がしんどかった。
また、アラミゴはウィルレッドから気になっている事でもあったので。

 

最初のアラミゴとドマでの、全ての人に前を向けと言う事の残酷さ(蒼天の式典周りでもあった事だったので、引き続きエーンとなった)から、立ち上がった海賊衆やドマの人達を見ても私は「これで失敗したらまた今までと同じように蹂躙されてしまうのに、本当に立ち上がるのが良い事なのかな」という気持ちがあったので、アジムステップで、文化や価値観が違う者同士征服するどころか、染まるでも受け入れるでもなく、認め合っているという事が実現しているところを見せてもらって、ドマ奪還へ向かっていく、というのが丁寧で凄く良かった。
(今までの終節の合戦の勝者が具体的にどのように覇っているのか分からないので見当違いだと申し訳ない)

細かい所を箇条書きで下に。


・紅蓮の炎

今までは、「ヒカセンが間に合いさえすれば助けられたのに」という状況しかなかったのに、ここでは間に合っても敗北した、というのが凄くショックだった。
表情もこんな悲痛な顔見たことなかったし。
あのムービー、蒼天の模擬戦でヒカセンとタイマンしたラウバーンがヒカセンに自分の所為だとは思うなと声をかけ、追撃したい気持ちを抑えるという描写が入るのが細かくて良かった。


これ、紅蓮の終盤でも「道化のような事をさせてすまないが…」というくだりがあったけど、ラウバーン自身が英雄と呼ばれてきたからこそ、まつりあげらる英雄側の気持ちに立って心配出来るんだ、となり、好き。

 

メッフリッドに「同族なのに」と罵られたフォルドラが「私はガレマール人だ」と怒るところも辛かった。
同族だから敵を同じくするべきという考え方は、敵の集団に属している者すべてが敵となって理解する事を放棄する事になるし、かといって、敵を理解しよう!なんていうのを戦争でやっていればそこを突かれて勝利出来ず虐げられている人々を助けられないし、難しいと思ってこのアラミゴ序盤~ナマイ村あたりグニャグニャになっちゃった。

 

・ハンコック

テレジ・アデレジの遺体の話にヒカセン含め一同ドン引きしてるの笑った。
今まで一見優しい人に騙される事が多かったので、優しいけどこれだけあけすけに物言われるのは安心して良かった。
おもしれ~奴…。
絶対賢いし…。

 

アリゼ
「打ち寄せる波乱」で、海賊衆に対してアリゼーがヒカセンを指し「とくにこの人は馬鹿みたいな絵空事を、何度だって現実にしてきた」と言ってくれたところ、ゼノスへの完膚なきまでの敗北からまだ日が浅いプレイヤーにとって凄く嬉しかった。

間近でヒカセンの健闘を見たことない人がヒカセンを偶像的英雄として称える事は時に無責任になるけれど、アリゼーの剣として頑張ったヒカセンを間近で見てきた彼女が素直にそう感じて誇ってくれた事が凄く嬉しかったよ。

 

リセが海賊衆に誠意見せるところで、モードゥナのドマ民に教えてもらった東方の挨拶を述べて東方風のお辞儀して、ヒカセンアリゼーも見様見真似で続くところ可愛くてめちゃ好き。

 

・草原

バートゥが予想外にお喋りさんで大好きになっちゃった。
合戦後に部屋にいない事で死んだと思って、どんな顔したら良いのか、そういえばこれは「他所から来た俺たちのお陰で死人を出さずに戦が終わったぞ」という話では無いし、そもそも、そんなヌルい戦いは誇りに反するし、何のために行われてる合戦なんだって話だよな…!!アア…と思ったら生きているようで本当に良かった。

でも死人自体は出てるって事なんだよな…。
私は外から来たので、誇りについて頭で理解はしても、やっぱり根本では納得できずおセンチになってしまう。

ドタール族のサブクエで、オロニル族に家族を殺された悲しみから、生まれ変わりも出来ないとされる身投げをした人など、私はオロニル族にも心の肩入れしてる癖に悲しんでしまうな。

 

あとドタール族が大変好き~!
メインでのサドゥの言葉や他ドタール族の人、マウシのクエでもそうだったんだけど、魂が見えるから生まれ変わりです、でもなく、例えばエーテル等でそれと証明できるのか、という事でもなく、彼ら自身がそう考え、そう生きる事を誇りとしている事がなんかすごく良かった。

私たちが今まで見てきた、神に重きをおく人達は敵対蛮族であり神は蛮神という事が多く、そうじゃなければ教会や道士等、神職っぽい人達だったけれど、メインでの草原全体として、オロニル族、モル族、ドタール族と、それぞれ特別でもない一般人の考え方や生き方まで神に重きがおかれていながらも、人が主体となって毎日を生きている、というのが新鮮で、これからの希望なのかという気持ちになった。

 

・第二回対ゼノス敗北戦

暗殺に行くというユウギリに協力するという選択肢を選んだのは良いものの、ヒカセン自身ゼノスが強くて倒せなかったのに、ユウギリにゼノスが倒せると本当に思っているのか?という気持ちがあった事、同行するを選ぶシーンはユウギリでは敵わないという描かれ方なのもあり、私は都合の良い事ばかり言っているだけで、ユウギリのためにはならないのでは、殺されるのを見に行く事のと同じなのでは、一体何が人々の幸福になるのか…。と思い、何が正しいのか分からないままユウギリの手伝いをしていた。

また、立ち上がれない民を置き去りに帝国への反乱を進めて良いものなのか、だからこそ隆起するべきなのか、その辺もアラミゴに引き続き答えが出せなかったので、打開まで辛かった。

 

・ドマ奪還

ヒエンが終始本当に賢くて強くて大好きになっちゃった。
こういう元気な(?)お殿様って、強いけど人の気持ちには少し鈍いとか、勢いが凄いとかそういったイメージがあったので、強く、民の心に敏感で、かつ慎重というめちゃくちゃ優秀な主君で格好良かった。

勝利演説の「だが勝った」が、今までの犠牲、直前のゴウセツとの別れ等の重みを感じて良かった。

ゴウセツとの別れは「ありがとうゴウセツ」を選んだわけだけど、もうミンフィリアを見送ったし自分が使命の方向の気持ちで進んでいるので、使命に生きる人を止められないのかもしれない。

 

・自由か死か

ここ本当に感動して、大好き。

アラミゴ人でありながら帝国に属するアラミゴ人に憤る解放軍、解放活動のせいでより虐げられると解放軍を恨むアラミゴ人、所詮蛮族と帝国内で蔑まれる帝国アラミゴ人と、何かを成せば一方で憎しみや復讐が生まれる連鎖を無くすことなんて出来ないんじゃないか、という疑問がここまで払拭されておらず、リセやアラミゴ人が「同胞」という言葉を使うたびに納得しきれない気持ちになっていたんだよね。

でも、「戦いで得て良いのは自由か死かただそれだけ、その先は努力によって得なければならない」という言葉によって、同胞同士でも互いの利害がある事や、恐怖に屈して抗う事が出来ない人達、憎しみが憎しみを呼ぶ連鎖という物は解放運動でアラミゴを奪還する事それ自体では解決しない、それを解決する為の対話を開始するスタート地点を作るだけなんだ、っていう答えに導いてくれるの、本当に感動した。
目から鱗落ちたし、私も救われた気持ちになった
これ描けるの本当に凄い、一体どうしてこんな話が描けるんだ…となり、紅蓮で一番好きだ。

 

第七西暦宣言のミンフィリアの、「きっとこの後も人の争いは無くならない、でも私達はそれを乗り越えることがきっとできる」的なセリフが未だに印象深いんだけど、それともつながる感じがして好き。

 

・ラウバーン

最初の三国の演説の時にはアルフィノ達も悪口言ってたし胡散臭い良くないおじさんだと思ってたのにめちゃめちゃ好きになったよ(素直)。

上でも喋ったけど、リセを導きヒカセンを励ましながら感謝も伝える、というのが、ラウバーン自身英雄と呼ばれ軍を率い続けて来たからという描写なんだろう、というのが多々あるのも良かった。

「軍の指揮とは、兵の命をつかんで火に投げ入れるような側面がある」の台詞入れてくれるのも好き。

 

・ゼノス

一言目にこれで申し訳ないんだけど顔が非常に好きだ…、なんて美しいんだ。
終戦凄い楽しそうで良かった。

今までの帝国の偉い人達と違って、帝国が進軍する理由に対して俯瞰で見ている、分かってる方の人だったのでより好きだと思った。
今のところヒカセンはまだ友達にはならなかった。
現在将軍やってた時より楽しそう。
いつかまたヒカセンと戦える時が来ても勿体なくて戦えなくなっちゃわない?大丈夫?
遠足は前日が一番楽しいから…。


■クエスト名「紅蓮のリベレーター」から

・ゼノスの墓

質素な墓だという説明で「民心を考慮して」という理由の台詞入れるの、めちゃくちゃ好き…と思った。
言わなくても分かる人は分かるけど、全員に分かって欲しいから入れてるんだというのが、紅蓮がそこに生きる人々の物語なんだというのを再認識出来た。

 

・アルフィノ

アレンヴァルドとの交流で、アルフィノの少年の部分が見られて嬉しいよ。
対等な関係で話せる友達のアレンヴァルドを通して、自身の生い立ちとの違いもまた感じる事もあるんだろうな。

ていうかスカラのディフェンダーコートが未だに落ちないんですが…。
あと2レベルでマケボに売ってる同型コート着れちゃうよ…。

アリゼーが加わった事でアルフィノの抜けてる部分や頑張りが見えて良い。
どこかのクエで、「妹の事すら下に見ていたのかも」と反省している時があったけれど、それはやっぱり大人への対応が上手いアルフィノが公に褒められがちというのがあるだろうのが関係していると思うし、アリゼーがこれだけ泳ぎでドヤ顔するの(カワイイ)やオバケいじりするのも、そういう事からアリゼーもアルフィノへのコンプレックスがあったんだなという気持ち。

こういう風に見てると、新生でクリスタルブレイブを率いるのはアルフィノの人生において本当に時期尚早で荷が重い事だったんだろうと思った。

 

ラクシュミからフォルドラのこと

テンパードの皆の事、蒼天追憶行のシヴァ・テンパードの皆さんと会話した事からちょっと信じてたのでチクショ~ッと思った。
怖いと震える人の中にサブクエの人いるの嬉しくて良い。

アラミゴ奪還時のフォルドラに分かってあげたい気持ちがずっとあったので、ここでアレンヴァルドが手を差し伸べた事や、髑髏連隊に苦しめられたアラガーナ村長がフォルドラに感謝を伝える描写が嬉しかった。
フォルドラ、今後また見れる事があったら良いな。

アレンヴァルドと一緒に戦えるのも良かった。

 

あとラクシュミの曲が凄く好き。
ラクシュミ、こんなに人の形してるのに絶望的に話が通じなくて怖かった。
ラムウくらい話出来そうな見た目なのに…。
スサノオの方がよっぽど話出来そうなのは、信者の在り方というか、人々から蛮神に対する信仰の違いなんだろうか。
コウジン族も神を呼び出すために神器を大事にしているんじゃなくて、いるとされる神様を大事にするためなんだもんね…多分…合ってるか分からない…。

 

ツクヨミ戦までのあれこれ

ツクヨミ戦めちゃくちゃ良かった。
ここまでのムービーや会話ももちろん良かったんだけど、コンテンツ内のバトル演出でやるっていうのが凄く良かった。

ゼノスの悪夢みたいなやつの演出で、紅蓮の炎やドマでゼノスに完敗する戦いと同じスタンが入るのが、ヨツユから見てもゼノスは恐ろしかったんだと分かり、そんなに絶望的な脅威ゴウセツが倒し、優しくヨツユ(ツユ)を守ってくれるというのが、彼女にとってどんなに救いで英雄だったんだな、となり切ない気持ちになった。

アサヒに復讐出来たけれどこんな最期を迎えねばならなかった最期の台詞が、ゴウセツにあげた柿の味である事が、諦めと復讐に生きた人生で終わらなくて良かったと思ってしまう。


あとアサヒがゼノスに圧倒的な力で救われて信奉し始めたというところ、立場は違えど、仮面の影武者が言っていた、「あなたの存在に励まされて仲間に加わった者もいる」という言葉から、ヒカセンにも十分いるだろうので、ヒカセンが救った命、ゼノスが救った命…という気持ちになった。

 

・帝国の初代皇帝

アシエンだったのシンプルにめちゃくちゃビックリした。
そうだったとは…(純粋感想)

 

NPC操作

めちゃくちゃテンションが上がった。
まさか私が…アルフィノ?!ヤシュトラ?!ヒエン?!という…。
スキルが凄く少ないの、普通は、というかこれだけ強い人達でもこれだけのスキルなのか…と思って(システム的に不要だからっていうのはあると思うけど)、好き。

紅蓮、NPC操作イベントを始め、潜水、連打やコンテンツアクション、ツクヨミ戦、新しいギミック、派手な床のイベント戦等、新しい試みが多くてめちゃくちゃ面白かった。

 

後半の草原でサドゥとのイベント戦、まだやるの?!が凄くて面白かったし、場所変えようぜ、でヒカセンはどこかに行って、プレイヤーが場をつなぐNPCとなって操作、に切り替わるのがなんか凄い良かった。

ヒカセンが一緒にいるわけではないNPCだけの時、という状況を見られるという事に感動したのかもしれない。

 

・ガイウス

ガイウスの事たまに思い出すので良かった。
黒薔薇を中止させたガイウスの話が出てくるサブクエやった後すぐメインで黒薔薇の話やガイウスが出て来たのでアツかった。

 

以上。

終盤の漆黒に繋がるところはまた漆黒の日記の時に。

ありがとうございました。

 

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