楽園喪失

脳と直結(徒歩1分)

【FF14】ウェルリト戦役をやった

ウェルリト戦役をやったぜ!という日記です。

※暁月までのネタバレがあります。

モンク80になったので、ヨルハ塔の胴で行こうと思ったら全然落ちなくて詩学そのままで出陣。耳だけモグコレで貰ったグゥーブー。

……だったんですが、ウェポン戦はモンクじゃシャキらなくて結局Lv90の戦士で入りました。

経験値はクエスト完了時とロールクエで頂くぜ!

では感想

ルビーウェポン討滅戦で格好良い〜ッとなりつつセリフ自体や人物名に「凛とした声」ってわざわざ表示してるのなどを見て、アア〜これ絶対取り返しつかないやつじゃんと思いはしたんだけど、直後のムービー(アルフォンス達が立ち去るまで)見て最悪だ〜ッ進められないかも…と思った。

その後の、アルフォンス達だけで話してる一方その頃ムービーにて胸を撫で下ろしたんだけど、やってる時は自分でもなんでホッとしたのか具体的には言葉に出来なかったんですよね。
でも今考えると恐らく「ウェポンに乗った時点で全員が死自体は覚悟していたこと、ガイウスへの憎悪由来の行動ではないし今もガイウスを慕っていると分かったからかな〜と思う。

死を覚悟してたから悲劇じゃないという意味じゃなくて、「彼らが自分達は捨てられたというようなガイウスを憎む感情で起こした自暴自棄の戦いをしていて、全員殺した後とか最後の一人に致命傷与えた時に分かり合えたかもしれなかったのに俺たちは何故こんなことを的絶望END」になる事を恐れていたのかも……。
FF14がそんな話やるかい!!!
彼らの夢と行動と結果を肯定するか否か、希望かどうかとすることは、私たち読み手それぞれや、世界としては歴史が決めることだけど、今この場でガイウスと彼らとウェルリトの人々にとっては、辛くとも無駄ではなく希望という結末だったのが、FF14のそういうところが好き…!になった。
そこで生きている人々にとっての悲劇にしないところ?というか。

善良な人というと意味ブレるので違う言い方をしたくてウンウン唸っているため少々お待ちを……。
なんというか、自己犠牲による善行を達成した人を否定しないであげられる作品だな〜と思っています。
暁月の結末も主人公自身がそうだし。
それが現実社会に対して、時代に対して良い悪いといった話は置いておきます。
FFシリーズは14しかやっていないので、そういう言語なだけかもしれないんですが、自己犠牲を、その行為だけじゃなくて結果まで肯定的に描くことが割と厳しめになってきている昨今、ただただ悲劇で他の方法があったのにという展開とか、今回だとガイウスに信条を過ちと断定させたり、それに絡めて子供たちに違う道を示せなかったとするのも多分出来たのに、こうやって悲しみと希望を織り交ぜて、彼らがガイウスの先(強者・弱者が全てではないという視点)を走って目指した夢と結果を、彼らが慕ったガイウスの口から肯定してくれるのが凄く良かった。
つまり孤児達の行動は無駄でも虚無でもなかったって話で嬉しいってワケ!

自己犠牲の結果まで全てを悲劇にしてしまうと、孤児達の死もミンフィリアの行為もオルシュファンの死も、極論(極論だよ!)死ななくても他の方法があった、不要な死だったということになってしまうので、それは虚しすぎるので……。
じゃあ必要な死があっていいのか?大勢を救うために死を選ぶことは良いのか?って話になってくるんですが、それはまた別の話題になるので割愛します。
FF14は、その死があったから今があるっていうことは事実だね、悲しいし他の方法がなかったか後悔することもあるけれど、彼や彼女達がしたことは無駄じゃないよね、という書き方なのが優しくていいな~と思います。

全く余談だけどムービーで見たり話しに聞くリットアティン大分善人そうなのに星晶鏡でどうしてあんな風になっちゃったのという気持ち少しある!
人それぞれとはいえ、子供時代からガイウスの近くで育った子供たちがあのような立派な人間になったのだから、リットアティンも(新生のムービー&戦闘時セリフも含めて見て)あんなに憎しみ一辺倒にならないような気がするんだけど、でも同じく近くに強烈なリウィア置いてたしあり得るのかな?
ヒカセンのせいで道が閉ざされて悔しい気持ちだけが極端に最期残っちゃったのかなあと思っている……。
メインストーリーで最初に明確にヒカセンの人殺し描写出たのがリットアティンだったのでついリットアティンに夢を見てしまうな〜。(リットアティン戦改修後勢です)

 

【各場面のこと】

サファイア・エメラルドウェポン戦とレックス

サファイアウェポン戦、ちゃんとスキルの攻撃力見てなくてビーム優先で撃ってたら間に合わなくてやり直したよ~ん強&涙



サファイアウェポンに乗らんとするレックスが「へへ、流石は義父上とエオルゼアの英雄だ」と誇らしげなのがどうにも切なくて、義父上はともかく英雄については君達は「俺たちの人生めちゃめちゃにして兄妹を殺したお前は絶対に許さない」で良いんだよ……。
あとサファイアウェポン戦、調整が不十分って言ってたけど十分強かったよ。ヒカセンより。
・でもダイヤウェポン以外のウェポン達は彼らの決意はあれど、戦闘自体は別の強者のデータなので、強かったよと伝えようと思っても、ストレートに本人たちへの誇りにはしてあげられないのが悲しいな……、とサファイアウェポン戦後に思った。

・エメラルドウェポンでのレックスの「この戦闘データを使って負けるわけにはいかない」のは義父上のデータだからこそなわけだけど、彼(彼ら)の中でガイウスっていうのは大きくて強くて優しいそれこそ英雄なんだよな。
そういう義父上の戦闘を模した機体という決意の前に立ち塞がるのは既に一度義父上を倒してるヒカセンっていうシチュエーションが、戦う前から勝敗が決しているようなものでなんとも言えない気持ちになった。
お前が俺に!!!勝てるわけねェだろうが!!のルフィ船長になった。
このシーンめちゃくちゃ好きだ。
ヒカセンがかつてガイウスに勝った事は周知の事実だし、さらには勝利後に視る超える力ムービーで「勝敗に関わらず〜」と発言してて、敗北の場合も想定してるのが冷静すぎてもっと感情的になっていいのにさ……と思った。
レックスっていう物語冒頭に一番感情型かと思われたキャラがこれだけ理性的に動いてるのが、なんか分かんないけど協力させてくれや!という気持ちが増すし、対話のチャンスが無いことがよりもどかしくなって良いキャラだ……。

 

■ガイウスと仲間たち

・ヴァルドラン、ウェルリト着いてすぐの入江での会話からずっと本来めちゃくちゃ優しい人なんだろうな〜という感じがしてヒカセンと同じ顔になった。
画像
アリー達はガイウスが帝国からいなくなったからこういう今があって、ガイウスが帝国にいたからこういう今になってるのがヴァルドランだなあと勝手に並べてしみじみした。

・セウェラの色々あってガイウスに拾ってもらって…という話なども聞いて思ったけど、帝国の属州民やそれに近い虐げられてきた人達からしたら、ガイウスって本当に人格者で、か弱きエオルゼア民がヒカセンに感じるのと同じような、人としての魅力(カリスマとも呼ぶのかな)があるんだろうな。

私がヒカセン好きだから偏った見方の可能性もあるんだけど、今回の物語の側面の一つの、ガイウスが悩み迷いつつ進んで最後は子供達に託されたにも近い敵を倒すという展開に、どことなくヒカセンの道が重なるような気がして熱い気持ちになった。

・辛ェ…と思ってたところにシドが出てくると安心する。

・ガイウスに劣等感を感じて執着してたウァレンス、というのはシドとネロの関係と比較になっているんだと思うんですが、ネロが今ご機嫌で過ごせているのは、シドの懐のデカさとネロがそもそもの心としては真っ直ぐで研究そのものを本当に愛してるからっていうのがあるんだろうな。

■ラストやその他
・今回の敵……というか、今回は物語としての敵と戦うというコンテンツがなく、討つのはガイウスっていうのが、ヒカセンの物語ではなくガイウスと孤児達の物語で良かった。
ウァレンスのが~んばれ!で一瞬でLINEスタンプの絵柄が蘇り、お前かぁ~~!になった。

・アヴィリナと初めて話すところ、「ヒカセンのおかげで自由になれた、名簿を取りに行きたいけど権限がないから口添えしてもらえないか」という依頼に本気でまた騙されて裏切られる!!!!今まで痛い目見ててヒカセンなんでそれ信じるんだ、だからこそヒカセンなんだよな…!と汗が出つつしみじみしてたらちゃんと言葉通りの良い人だった、ごめん……。
感謝をしているとの言葉が全部逆だったことなんて、実際は蒼天の式典くらいしかないのに(サブストーリー系はまだやれてないのもあるので分からない)あの衝撃と祝賀会の思い出が強くてまだトラウマだったよ~。

・最後の思い出投影のムービー、ミリサンディアと話した日を見るアヴィリナのシーンめちゃくちゃ好きだ……。
ミリサンディアの描写は少ないのに、どういう人だったのかこのムービーで全部分かるし泣いちゃった。

・あとは兄姉からアリーへの言葉のシーンはそのままメソメソになった。

・最後ヴァルドランやセウェラ、ガイウスからめっちゃお礼を言われて俺の力じゃなくて皆が前に進める人だからだょ……今回はマジで……になった。

 

以上ウェルリト戦役の思い出でした。
次は面白いとよく聞くボズヤをやろうと思ってガンブレをLv71にしましたよ。
6.5色々やって落ち着いたら行くぞ~。

ガンブレでウロつく姿

デッケ~